複利の計算とその効果

複利と聞いて皆さんは何を何を想像するでしょうか
借金とかの雪だるま式とかそのようなイメージでしょうか
また、計算も複雑な雰囲気がありますが
実施どの程度の結果なのかについて考えてみます。

1.72の法則


72の法則とは、元本が2倍になるための年利とその年数を
簡単に求めることが出来る法則です。
金利が6%であれば、72÷6=12年となり。12年で2倍になります。
金利が12%であれば、72÷12=6年となり。6年で元本が2倍になります。

今からでは考えられませんが、昔は金利6%とかで
郵便局で定期にすれば、10年で倍近くなった訳です。

2.借金も複利計算


よく、借金の返済が雪だるま式に増えると言う表現を使いますが
金利が20%だと3年程度で倍になる計算です。
利息の返済だけに追われて元本がなかなか減らないのはこのためです。
この様な簡単な計算方式を理解しておければ
借金に対する認識も変わるのではないでしょうか

3.定期預金ではお金は増えない


現在の定期預金の金利はキャンペーン期間のものでも「0.4%」前後になります。
国が発行する10年長期国債の金利水準に近い値になるので
この程度が精一杯なのでしょうが、倍になるまで180年の歳月を要します。
昔の金利が6%程度あった時代ならば12年もあれば倍ですが
今の金利水準ですと定期預金ではお金は増やせません。

ただし、デフレの時代であれば現金の実質価値はあがるので
何もせず銀行で定期預金にしておくのも一つの考えです。
日本は、ギリシャの様にはならないとも言われますが
将来に備えてインフレに対するリスクヘッジは必要なるでしょうが
この話はまた次回にでも。

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